高安 正代に苦杯…2敗で若隆景に並ばれ千秋楽へ 3敗キープ琴ノ若にも逆転Vの可能性

[ 2022年3月26日 18:03 ]

<大相撲春場所14日目>正代(右)にすくい投げで敗れた高安(撮影・坂田 高浩)
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 大相撲春場所は26日、エディオンアリーナ大阪で14日目の取組が行われ、1敗で単独トップに立つ平幕・高安(32=田子ノ浦部屋)が大関・正代に敗れ2敗目。関脇・若隆景(27=荒汐部屋)が結びの一番で大関・貴景勝を下したため、2敗で並ばれ千秋楽を迎えることになった。

 先祖ゆかりの地で悲願の初優勝を狙う高安は、7勝でカド番脱出に王手をかける大関・正代と激突。過去9勝15敗とやや劣勢な相手にすくい投げで敗れ2敗目(12勝)。立ち合い正面からぶつかり合い、土俵際まで追い詰めるもすくい投げで倒されてしまった。一方、正代は8勝目を挙げカド番を脱出した。

 その高安を2敗で追う若隆景は結びの一番で大関・貴景勝と対戦。寄り切りで下し、高安と並び首位タイで千秋楽を迎えることになった。

 大関・御嶽海は同じく3敗で並ぶ平幕・琴ノ若と激突するも、押し出しで敗れ4敗目。2場所連続優勝の可能性が消滅。勝った琴ノ若は3敗をキープし、高安が2敗目を喫したため千秋楽での逆転優勝の可能性が出てきた。

 また平幕勢では琴勝峰、照強、翔猿、北勝富士らが千秋楽を前に8勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。

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