フィギュア・宮原知子が現役引退を発表 24歳バースデーに報告「悔いはなく、やりきった」

[ 2022年3月26日 15:10 ]

昨年12月のフィギュア全日本選手権女子フリーで演技をする宮原知子(撮影・小海途良幹)
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 フィギュアスケート女子で2018年平昌五輪4位の宮原知子(木下グループ)が24歳の誕生日を迎えた26日、自身のブログで、今季限りで現役引退することを発表した。

 宮原は日本語と英語でブログを更新し、「本日は、私の24歳の誕生日です!このような日に、私から皆様へご報告したいことがあります」と前置きし、「この度、現役を引退することを決断いたしました」と報告。誕生日の発表となった理由について「唐突なご報告で申し訳ございません。いつが良いか思案した結果、自分の誕生日にしよう!と思い、本日となりました」と説明した。

 「今シーズン、スケート人生で1番、自分と向き合い、毎日を大切に過ごしてまいりました。これまで以上に、もうこれ以上はできないと納得いくまで練習し、試合に臨んだシーズンでした。私の中で悔いはなく、やりきったという気持ちでいっぱいです」と今季を振り返り、完全燃焼の心境をつづった宮原。今後については「今後の夢は沢山ありますが、まずはプロスケーターとして自分のスケートを極め、新境地を開いていけるよう、これまでの経験を活かして頑張っていきたいと思っております」と意気込み、「詳細につきましては4月1日にメディア公表をいたします際にお話しさせていただきます」と付け加えた。

 そして「最後になりますが、スケート人生を通してサポートしてくださったコーチの方々、家族、友達、スケート連盟の方々、スポンサーの方々、ファンの皆さま、関係するすべての方々に感謝申し上げます。本当に本当に本当にありがとうございました」と感謝。「一言では伝えきれない気持ちでいっぱいです。この気持ちを少しでも自分のスケートで恩返しという形でお伝えできますよう、精進いたします。新しい幕を切り開いた、新しい宮原知子を今後ともどうぞよろしくお願い致します」とブログを結んだ。

 宮原は4歳でスケートを始め、11、12年と全日本ジュニア選手権を連覇。13年からシニアに参戦し、14年から全日本選手権4連覇を果たした。“ミスパーフェクト”と称され、15年世界選手権、15、16年グランプリ(GP)ファイナルで銀メダル。初出場となった18年平昌五輪では4位に入賞した。

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