スマイルジャパンが五輪初の決勝トーナメント進出 中国に敗れるも延長で勝ち点1ゲット

[ 2022年2月6日 20:05 ]

北京五輪第3日・アイスホッケー女子1次リーグB組   日本―中国 ( 2022年2月6日    北京 )

先制ゴールを決めた細山田に駆け寄るスマイルジャパンの選手たち(ロイター)

 世界ランキング6位のアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」は5日、北京五輪1次リーグB組第2戦で同20位の中国と対戦。ペナルティーショット・シュートアウトの末敗れたものの、勝ち点1を積み上げ、2勝1敗延長負けの勝ち点7として4度目の出場で初の決勝トーナメント進出を決めた。

 3大会連続4回目の出場となる日本は、第1ピリオド序盤は中国の激しい攻めを受ける場面もあったが、18分にパワープレーを活かしてDFの細山田茜が豪快なロングシュートを決め先制した。

 第2ピリオドは両チームともに得点できず。だが、第3ピリオドの立ち上がり1分に追いつかれ、1―1でサドンデスの延長戦に突入。両チームとも得点を決められず、ペナルティーショット・シュートアウトの末、惜しくも敗れた。それでも勝ち点1を得て、決勝トーナメント進出を決めた。

 日本は8日に目標のB組首位通過をかけ、世界ランキング7位のチェコと対戦する。

 <過去3大会は全て決勝トーナメントに進めず>日本は過去3大会全て1次リーグ敗退。初出場の1988年長野五輪、2014年ソチ五輪は1勝も出来ず。前回2018年平昌五輪では南北合同チームから歴史的初勝利を飾るも、決勝トーナメントには進めなかった。

 ▼競技方式 出場10チームによる1次リーグは世界ランキングにより5チームずつA、Bの2組に分けて、1回戦総当たりの勝ち点制で実施。A組の全チームとB組の上位3チームが準々決勝へ進む。準々決勝は「A組1位とB組3位」「A組2位とB組2位」「A組3位とB組1位」「A組4位とA組5位」が対戦する。ランキング1位の米国と同2位のカナダの力が突出しており、B組1位となることが準決勝進出のカギとなる。

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