樋口新葉、3回転半回避で74・73点で2位 緊張の五輪初演技は安定感重視 日本3位でフリー進出

[ 2022年2月6日 11:54 ]

北京冬季五輪第3日・フィギュアスケート団体予選 ( 2022年2月6日    首都体育館 )

<北京五輪 フィギュア>女子SP、演技を終え日本チームに向かって手を振る樋口新葉(撮影・小海途 良幹)
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 女子ショートプログラム(SP)で五輪初出場の樋口新葉(明大)は、74・73点をマークし、2位。日本は3位に浮上し、上位5チームで争われるフリーに進出を決めた。

 初めての夢舞台。目に入る五輪マークに高ぶりがある一方、緊張感も高かった。5日の練習後は「いつもの体の動きじゃないというのがまだある。まだ周りの雰囲気にのまれている自分がいる」と吐露していた。

 メダル圏内の4位でチームメートからバトンを託された団体SP。「とにかく失敗しない構成でやりたい」と冒頭はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)ではなく、ダブルアクセルにして成功。ルッツ―トーループの連続3回転、3回転フリップも着氷し、大きなミスなくジャンプをまとめた。

 演技を終えた21歳は、安どの表情を浮かべた。 

 ▼樋口新葉「すごく緊張していて、練習でもうまくいかないことの方が多かったが、試合では落ち着いて滑れた。ホッとしてます。(ジャンプの状態については)さっきの試合がここに来て一番よかったのではという風に思う。団体戦で貢献するためにもですし、個人戦で自分も演技を控えているので、そのいい流れをつくれたんじゃないかなと思います」。

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