ウィザーズはサンズに完敗 最大36点差 80点は今季最少 八村は4得点 

[ 2022年2月6日 11:34 ]

八村の前でジャンプシュートを放つサンズのブッカー(AP)
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 NBAウィザーズは5日、地元ワシントンDCでリーグ最高勝率を誇る西地区全体首位のサンズと対戦したが、80―95(前半32―59)で敗れて24勝28敗。2日の76ersでは3点差で勝って連敗を6で阻止していたが、この日は第1Q終盤からじりじりと点差を広げられ、最大36点差をつけられてホームでは5連敗となった。

 このカードは今季2戦2敗で、80点は今季の最少得点記録(87点が2回)を下回るワーストとなった。12月16日にフェニックス(アリゾナ州)で行われた一戦でも20点差(98―118)で敗戦。今季好調のサンズに対しては2試合とも勝機を見い出せなかった。

 八村塁(23)は17―24だった第1Qの7分57秒からコートに登場。その2分後に、2019年のドラフトで八村の2つあとに指名されたキャメロン・ジョンソン(25=全体11番目指名)との1対1を制してゴール下でシュートを決めたが前半の得点シーンはこれだけだった。点差が開いたこともあって今季自身最長の24分出場したものの、後半の得点は第4Q残り1分39秒にステップバックからのジャンプシュートで記録した場面のみ。結局、フィールドゴール(FG)の成功は7本中2本(3点シュートは1本失敗)で、4得点、5リバウンドという内容だった。

 手首を痛めているブラドリー・ビール(28)は3試合連続で欠場。モントレズ・ハレル(28)の15得点がチーム最多で、カイル・クーズマ(26)は24分の出場で9得点にとどまった。チームのフィールドゴール(FG)成功率は36・3%(サンズは40・4%)と低調で、第2Qでは11―26と失速。3点シュートの成功は24本中5本(今季最少タイ)で、成功率20・8%は3番目に低い数字となった。チーム・リバウンド本数でも42―65。オフェンス・リバウンドも21本許しており、相手にセカンド・チャンスを与えては傷口を広げていった。

 サンズは敵地アトランタ(ジョージア州)で行われた3日のホークス戦で敗れて連勝が11で止まっていたが、ロード4連戦の2戦目は白星。センターのディアンドレ・エイトン(23)が20得点と16リバウンド、ともに球宴のリザーブ選手に選出されたデビン・ブッカー(25)は11得点、クリス・ポール(36)は14得点と9アシストを記録して今季の成績を42勝10敗とした。

 ロードでは20勝5敗。サンズは7日に東地区全体首位のブルズと顔を合わせることになっている。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(4分3秒=2得点)
(1)9分24秒・右エルボー付近から無理な態勢でジャンプシュート=×
(2)9分58秒=右コーナー付近からのドライブ。サンズのジョンソンをかわしてゴール下=〇
(3)11分25秒・速攻から右サイドで3点シュート=×
 ▼第2Q(出場4分44秒=無得点)
(4)4分36秒・正面からドライブしてレイアップに持ち込むもマギーにブロックされる=×
(5)2分56秒・右エルボー付近からプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第3Q(出場3分10秒=無得点)
(6)10分30秒・左サイドからプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場12分=2得点)
(7)10分21秒・フリースローライン付近からステップバックでジャンプシュート=〇

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