スロープスタイル女子 日本勢メダルならず 5位岩渕「納得いく滑りできず」 10位村瀬「悔しい」

[ 2022年2月6日 12:24 ]

日本の岩渕麗楽(ロイター)

 スノーボードのスロープスタイル(SS)女子決勝が行われ、日本勢は岩渕麗楽(れいら、20=バートン)が5位、村瀬心椛(ここも、17=ムラサキスポーツ)が10位だった。

 ゾイ・サドフスキシノット(ニュージーランド)が3本目で92・88のハイスコアをマークし、大逆転。金メダルを獲得した。

 2大会連続出場となった岩渕は1、2本目をともに安定したランを披露して4位につけた。しかし、3本目は最後の着地で転倒し、惜しくもメダルを逃した。「今日の練習は全然うまくいってなくて、ちょっと不安が残ったままスタートした決勝でした。その中でも自分の納得いく滑りはできなかったけど、技2本通せたのは良かったかなと思います」と振り返った。14日からのビッグエアに向けて「うまく気持ちの切り替えができなくて。ちょっと落ち着けてない部分はあるんですけど…ビッグエアはしっかり切り替えてメダルが獲れるように頑張りたい」と話した。

 村瀬は予選2位で通過し、10年バンクーバーのフィギュアスケート、浅田真央の19歳を更新する冬季五輪日本女子最年少メダルが期待されていた。1、2本目はともに攻めたが最後の着地でバランスを崩し、得点が伸びず。9位で迎えた3本目も着地が乱れ、10位に終わった。「こうやって今、出られているのは皆さんのおかげだと思っていて、ここまで来れたのはスポンサーとか友達とか家族のおかげだと思っています。オリンピックに来れてうれしく思っています」と最初に感謝を口にし、「3本コケてしまったんですけど、自分のやりたい技出せなくて悔しい。次の五輪も頑張って出たいし、そこで次の五輪を目指して頑張って良い滑りしたいなと思っています」と清々しい表情を浮かべた。

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