スピードスケート男子5000メートル一戸は12位 1500メートルで「金メダル目指す」

[ 2022年2月6日 19:47 ]

北京五輪第3日・スピードスケート男子5000メートル ( 2022年2月6日    国家スピードスケート館 )

男子5000メートル、滑走する一戸誠太郎(AP)
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 男子5000メートルで一戸誠太郎(26=ANA)は6分19秒81の12位に終わった。18年平昌五輪は9位。この種目で98年長野五輪7位の白幡圭史以来24年ぶりの入賞を狙ったが、世界の壁は厚かった。2日に右ふくらはぎ痛を発症。本番までに予定していたメニューを完璧にこなすことはできなかったが「逆に休養になったので影響はなかった。(6分)19秒台は決して悪いタイムではない」と振り返った。

 地元・北海道美幌町の農家の人々が造成する天然リンクで3歳からスケートをはじめ、父がコーチを務める少年団で鍛えられた。実績、タイム的に世界に近いのは中距離だが「子供の頃、父が長距離の適性を見抜いてくれた。中学時代から父と二人三脚でやってきた5000メートルは思い入れが強い」と長距離へのこだわりは強い。「自分の種目」と位置付ける5000メートルで世界との差を痛感する結果となった。

 今大会は8日に行われる男子1500メートルにも出場する。今季W杯第1戦で4位に入っており、長距離よりも表彰台に近い。5000メートルから中1日のスケジュールは今季国内大会で経験済みで「想定したレースをできていることはプラス。金メダルを目指して頑張りたい」と大きく出た。

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2022年2月6日のニュース