鍵山優真 「謎の自信」で200点超え自己ベスト「今日は心の底から楽しく過ごせました」

[ 2022年2月6日 15:04 ]

<北京五輪 フィギュア団体戦>男子フリー、演技を終え万感の表情の鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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 北京五輪のフィギュアスケート団体は6日、2日目が行われ、4種目を終え3位とし、上位5チームによるフリーに進出した。日本は、男子フリーに鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)が出場。自己ベストとなる208・94点をマークし、1位とした。

 フリー曲「グラディエーター」に乗って、冒頭の4回転サルコーはGOE(出来映え評価)で3・46点の加点を引き出し、続く4回転ループは着氷でわずかに乱れたがGOEもわずかにプラスの成功。その後の連続ジャンプなども全て成功させ、高得点を叩き出した。
 「ビックリしました。あんなに点数が…。200点は超えたい気持ちはあったので、まずは良かったです。あとは、個人戦なら1人で“わーっ”とするけど、今日はチームのみんながいたので。さらにうれしさを感じられた。みんなも一緒に喜んでくれたのが、これが団体戦だなという雰囲気を楽しめました」

 18歳で臨んだ初の五輪。緊張などはなかったかを問われると、笑みを浮かべた。

 「今日、6分間練習の時から謎の自信が…。なんだろう…。緊張を全然、感じなくて。ある意味、五輪というか普通の試合というか。自分らしくいられた。(これほど緊張しなかったのは)初めて。でも、世界選手権の時もそこまで緊張しなかったので。五輪に来られた。せっかくの五輪なので、変に緊張して悔いは残したくないという気持ちが大きかった。楽しく。今までは緊張して、自分をだますために楽しまなきゃ、と思っていたけど。今日は心の底から楽しく過ごせました」

 日本にとって史上初のメダル獲得を目指す中、この日を終えて全体3位。鍵山自身、チームを表彰台へと前進させるとともに、個人戦に向けても大きな弾みをつけた。 

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