モーグル川村あんりの初五輪は5位 涙ぬぐい「諦めない姿を皆さんに見せていきたい。頑張れば夢はかなう」

[ 2022年2月6日 22:21 ]

北京五輪第3日・モーグル女子決勝 ( 2022年2月6日    雲頂スノーパーク )

決勝3回目を終え、手を振る川村あんり(AP)
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 フリースタイルスキーのモーグル女子決勝が6日に行われ、川村あんり(17=東京・日体大桜華高)は上位6人による決勝3回目に進んだが、77・12点の5位に終わり、冬季五輪の日本女子選手では史上最年少でのメダル獲得はならなかった。

 決勝1回目(準々決勝)は80・72点の全体2位で準決勝進出。決勝2回目(準決勝)も78・84点にまとめ、全体3位で上位6人による決勝3回目に進んだが、勝負の1本で77・12点と得点を伸ばせず。3位の得点とはわずか0・60点及ばなかった。

 試合後、川村は「本当にここまで支えてくれた人たちに感謝しかない。金候補だったり、メダル候補って、ずっと(名前を)挙げてただいて、メダル獲れなかったので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、ここまで頑張ってきたし、諦めない姿が皆さんに伝わればいいなと思う」と涙ながらに話した。

 それでも、五輪初出場で、予選からの4本を堂々と滑り切った17歳は「諦めない姿を皆さんに見せていきたい。私も小さい時から頑張ってきたし、頑張れば夢はかなうっていうふうにお伝えしたい。寒い中、ありがとうございました!」と前を向いた。

 ◇川村 あんり(かわむら・あんり)2004年10月15日生まれ、東京都出身の17歳。3歳でスキーを始め、4歳からモーグルを開始。W杯デビューした19年の開幕戦でいきなり2位に入り、同シーズンの国際スキー連盟(FIS)フリースタイルスキー女子の新人賞を獲得。今季W杯で初優勝を含む3勝。東京・日体大桜華高2年。

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