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ラグビー新リーグ「リーグワン」7日の開幕戦中止 埼玉9人コロナ陽性、延期せず東京ベイ勝ち点5

[ 2022年1月6日 05:30 ]

開幕戦を戦う予定だった東京ベイ・田村(左)と埼玉・坂手
Photo By スポニチ

 ラグビーの新リーグ「リーグワン」の主催者は5日、7日のオープニングゲームとなる東京ベイ―埼玉戦(東京・国立競技場)を中止すると発表した。埼玉の選手ら9人が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け、キックオフ48時間前までに試合登録に必要な選手がそろわないことが確定したため。国内では感染が急拡大しており、華々しいスタートを切るはずだった新リーグは、苦難の船出となった。

 埼玉によれば、今月3日に実施した自主検査で3人の陽性疑いが判明。行動記録を基に当該3人と濃厚接触の可能性が高い2人を加えた5人を医療機関で再検査したところ、4人が陽性判定を受けた。これを受けて再度自主検査を実施。最終的に9人の陽性が確定し、残る全選手が濃厚接触者に認定された。

 リーグ側は報告を受け、ガイドラインに基づいて開幕戦実施の可否を検討。キックオフ48時間前に試合登録に必要な選手(最低22人)がそろわないため、開催中止を決めた。試合は延期とせず、不戦勝扱いの東京ベイに勝ち点5が加えられる。チケットは約2万3000枚売れており、東京都内で取材に応じたリーグの東海林一専務理事は「多くのファンの方に来場してもらう予定だったので残念。しかし中止はやむを得ない」と語った。

 現状で8日の東京SG―BL東京戦(味スタ)など1部の残り5試合、10日までに予定されている2部の2試合は予定通り開催される見通し。一方で陽性者以外の全選手が濃厚接触者に認定された埼玉は、当面活動を休止するとしている。プロップ稲垣、SO松田ら多くの日本代表選手が所属し、ラストイヤーだったトップリーグも制した初代王者の筆頭候補だが、第2節の東葛戦(16日、熊谷)以降の出場も極めて厳しい状況となっている。

 ラグビー界では昨年も複数のチームでクラスターが発生したため、1月16日に予定していたトップリーグ開幕が急きょ延期に。目玉カードだった国立での東芝(現BL東京)―NTTコム(現浦安)戦も中止を余儀なくされており、2年続けて国立開幕が流れる形となった。また昨春には複数の大学で、100人規模のクラスターが発生。一方で秋以降は順調に各種公式戦が行われてきたが、再びコロナ禍に見舞われた。

 今月2日に判明した東葛の元所属選手のコカイン所持逮捕に続き、新リーグを襲った逆風。5日には全国の新規感染者が約3カ月ぶりに2000人を超えるなど、新型コロナは第6波の予兆が顕著になっており、今後のリーグ全体への影響が懸念される。

 ▼東京ベイ フラン・ルディケ・ヘッドコーチ 開幕戦でプレーできる貴重な機会だったので、非常に残念に思います。埼玉の陽性者の方々が早く回復することを祈っています。私たちは次の試合にフォーカスします。

 ▼同・立川理道主将 記念すべき開幕戦に選ばれたことは、選手だけでなく運営面も含めて努力した結果が評価されての機会だったと思うので、残念に思います。自分たちはやるべきことをやって、次の試合に向けて準備するだけだと思っています。

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