近大 3位浮上も指揮官不満「不完全燃焼の戦い。気の緩み」 前半はミスや反則重なり互角の戦い

[ 2021年11月8日 05:30 ]

関西大学ラグビー第5節   近大35-17立命大 ( 2021年11月7日    鶴見緑地 )

<近大・立命館大>後半、トライを決める近大・福山 (撮影・後藤 正志)
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 関西大学ラグビー第5節は7日、近大が4勝目を挙げ、3位に浮上した。立命大相手に前半は接戦だったが、後半は無失点。4トライ以上によるボーナス点1を加え総勝ち点19とし、京産大、天理大に続いた。関大は19―17で摂南大に競り勝ち、2勝目。5位に順位を上げた。

 試合後の不満な様子が成長の証だ。5トライを奪う“満額”勝利にもかかわらず、近大の中島茂総監督は渋面だった。

 「不完全燃焼の戦い。開幕から回を重ねるごとに内容が悪くなっている。気の緩みに尽きる」

 前半はミスや反則が重なり互角の戦い。修正点を確認して臨んだ後半に、2トライを奪い、失点は0。ようやく本来の姿を取り戻したが、天理大と同大に土を付けた実績を考えれば物足りない内容だった。

 とはいえ、上位の京産大と天理大がぶつかることから、まだ優勝のチャンスはある。「自力優勝は厳しい。優勝というより次節、ベストパフォーマンスすること」と総監督。残るは2試合。人事を尽くして天命を待つ。

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2021年11月8日のニュース