古江彩佳、強さの秘けつは“疲労が残りづらい効率的スイング” 

[ 2021年11月8日 05:30 ]

女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック最終日 ( 2021年11月7日    滋賀県 瀬田GC北C=6616ヤード、パー72 )

1番、ティーショットを放つ古江(撮影・井垣 忠夫)
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 【JLPGA・小田美岐専務理事の分析】古江のプレーには隙がなかった。瀬田GCはグリーンの傾斜が強く、ピンの奥につけると下りの難しいパットが残る。そのため徹底して手前から攻めた。

 日本女子プロゴルフ協会の小田美岐専務理事は「自分の距離感を凄く知っている。ゴルフが上手な選手。コースに合う攻め方をすることにたけているから、簡単に回っているように見える」と評した。飛距離が出るタイプではないが「余分な力を加えるのではなく、ヘッドの重さを利用し自然にヘッドが加速するような打ち方をしている」。秋に強いのは、疲労が残りづらい効率的なスイングをしていることもあるのだろう。

 この優勝で賞金女王争いは一気に白熱。「稲見選手は腰が心配。(賞金ランキング3位の)小祝選手はアイアンの精度がどこまで戻ってくるか。上位3人を比較して一番は古江選手」とタイトル争いを分析。ただ「小祝さんも何かのきっかけで変わる。最後まで分からない。ゴルフはそんなに簡単なものではありません」と混戦を予想した。

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2021年11月8日のニュース