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山下美夢有 グリーンを360度回る入念なアプローチ練習

[ 2021年11月8日 05:30 ]

スポニチ主催女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック 最終日 ( 2021年11月7日    滋賀県 瀬田GC北C=6616ヤード、パー72 )

11番で絶妙のアプローチを放つ山下(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 【名手のこだわり(4)】スコアを左右するのは、ショートゲームの精度による部分が大きい。パーオンできなかったホールで、パー以上のスコアを獲得する確率を示すスタッツが「リカバリー率」。この部門で2位につけるのが山下美夢有(みゆう、20=加賀電子)だ。

 笹生や西郷らと同じ01年度生まれ。プロ1年目だった昨年に「グリーンを外した時にどれだけリカバリーできるか、そこから入れられるかが重要になってくる」と痛感。オフはショットよりも、アプローチ練習に時間を割いた。そしてプロ2年目の今年4月、KKT杯バンテリン・レディースで初優勝をつかんだ。

 スタート前にはピンに対して上りと下り、そして両サイドからアプローチ練習を行う。球数は決めずに、「いいイメージが出たら終わる」。グリーンを360度回るルーティン。これがパーオンを逃しても、ボギーを打たない秘訣(ひけつ)。

 バッグに入れている48、52、58度のウエッジの中で、アプローチに使うのは主に58度。現在は打球のイメージを出しやすくするようにピッチエンドランはあまり使わず、「上げるときは上げて転がす時は転がす」という。

 もちろん、現状で満足してはいない。PWでのアプローチなどバリエーションを増やすべく、世界最高峰のPGAツアー選手の技の研究も続けている。名手の向上心は尽きない。

 ◇山下 美夢有(やました・みゆう)2001年(平13)8月2日生まれ、大阪府寝屋川市出身の20歳。父の影響で5歳からゴルフを始め、大阪桐蔭高に進学。在学中に受験した19年プロテストで合格。21年KKT杯バンテリン・レディースでツアー初優勝。1メートル50、52キロ。

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