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駒大 連覇で14度目V 3年生主将・田沢 4位1分36秒差逆転「自分の力ならいける」

[ 2021年11月8日 05:30 ]

全日本大学駅伝 ( 2021年11月7日    愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮の8区間106.8キロ )

7区で、大八木弘明監督(中央右奥)から声をかけられる駒大の田沢廉(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 駒大が5時間12分58秒で大会2連覇を達成し、最多優勝記録を14回に更新した。4位でたすきを受けた7区のエース・田沢廉(3年)が1分36秒差を逆転して首位に浮上。8区の花尾恭輔(2年)は8キロ付近で2位の青学大に並ばれたが、残り2キロでスパートを仕掛けてアンカー対決を制した。青学大は大会史上最小の8秒差で2位。3位に順大。出雲駅伝に続く2冠を狙った東京国際大は5位だった。

 3年生主将の田沢がチームを優勝に導く大仕事をやってのけた。たすきを受けた時は首位・東京国際大と1分36秒という大差だったがエースの目にはそうは映っていなかった。

 「自分の力ならいける」。ぐんぐんスピードを上げると13キロすぎに東京国際大を逆転。5位から2位に急浮上してきた青学大に8秒差まで迫られたが「青学大が近くても何とも思わなかった」と淡々とレースを展開。最後は青学大に18秒差を付けてリレーすると「後輩が頑張ってくれたので、自分もエースらしい走りをしようと思った」と3年連続区間賞の走りで主将の責任を全うした。

 優勝した今年の箱根駅伝後、大八木弘明監督から「一番強い。上級生にも(意見を)言える」と実力とリーダーシップを期待されて次期主将に指名された。「(監督から)急に主将は田沢でいきますと言われた」と、その時は驚きを隠せなかったが「名実ともにチームの顔として頑張ろう」とすぐに主将の自覚が芽生えた。

 優勝候補チームの主将として初めて臨んだ出雲駅伝ではまさかの5位。背中で引っ張るタイプの田沢は自分のチーム運営に迷いも出たというが、今大会に向けて「主役になるくらいの気持ちで走ろう」と珍しく仲間にハッパを掛けた。主将の言葉に刺激を受けた花尾がゴールテープを切り、田沢は「皆が信じて付いてきてくれた」と胸をなで下ろした。

 この一勝で「令和の常勝軍団」にまた一歩近付いた。鈴木芽吹(2年)ら主力級を故障で欠く中でも選手層の厚さで快勝。レギュラーが戻る箱根駅伝に向け、田沢は「ベストじゃなくても勝てたのが箱根に向けて大きい。個人的には区間賞を狙う」と連覇を見据えた。

 ◇田沢 廉(たざわ・れん)2000年(平12)11月11日生まれ、青森県八戸市出身の20歳。是川中―青森山田高。高校3年時にアジアジュニア選手権5000メートルに出場し、銀メダル。3大駅伝デビュー戦となった1年時の出雲駅伝は3区で区間2位と好走。全日本大学駅伝は1年で7区、2年は8区で区間賞を獲得した。自己ベストは5000メートル13分29秒91。同1万メートル27分39秒21は今季の大学日本人選手でトップ。1メートル80、60キロの大型ランナー。

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