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砂村光信氏 日本が大敗した原因は「W杯後の強化不足」

[ 2021年11月8日 05:30 ]

ラグビー リポビタンDツアー第1戦   日本5-60アイルランド ( 2021年11月6日    ダブリン )

ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフHC
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 世界ランキング10位の日本代表は同5位アイルランドに5―60で大敗した。19年W杯日本大会では金星を挙げた相手に対し、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ就任以来最大となる55点差での完敗。本紙評論家の砂村光信氏(元U―23日本代表監督)はW杯後の強化で強豪国に後れを取っていると指摘した。

 2年間での進化の差が点差に表れた。FWで勝つことを前提に、止まってパスを受けていたアイルランドは、空いたスペースへパスを放り、スピードをつけて走り込んだ選手が突破する、ニュージーランドのようなスタイルに変わった。

 通算100キャップのSOセクストンを除くと、先発バックスのキャップ数は最多でも35と日本と大差はない。だが、大柄で強いランナーをセクストンがパスで走らせ、ラインスピードがまるで違う。セクストンが自ら仕掛けていた従来とは異なり、ボールを激しく動かすチームの中でコマに徹していた。

 W杯後17試合目のアイルランドに対し、日本はやっと4試合目。強豪相手にベストメンバーを組むため、控え選手らの経験を増やす機会がない。引退などでW杯メンバーが抜けたポジションの穴埋めも進まず、チーム全体のアップデートが進んでいない印象を受ける。新戦力で新たな可能性を感じるのはSH斎藤ぐらいだ。

 13日のポルトガル戦は出場機会が少ない選手の出番が増えるだろう。その布陣で快勝して自信をつけ、何人かが続くスコットランド戦のメンバーに入るのが理想的だ。流れを変える選手交代ができていない現状から、リザーブからチームに勢いをつける選手の台頭も望まれる。

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