16歳・松生が初V 果敢に3A挑むも両足着氷「習得してどの試合でも挑戦」フィギュア中部選手権

[ 2021年9月27日 05:30 ]

シニア女子で初優勝した松生理乃
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート中部選手権最終日が26日に名古屋市・邦和スポーツランドアイスリンクで女子フリーが行われ、昨季の全日本ジュニア選手権女王の松生(まついけ)理乃(16=中京大中京高)がショートプログラムに続きトップの131・96点をマーク。合計201・44点で初優勝した。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は失敗したが、演技後半に連続ジャンプを集中させて高得点を出した。

 松生は、果敢にトリプルアクセルに挑んだ。ゆっくりとした助走から一気に跳んだが、回転不足の両足着氷。7、8月に出場した2大会では転倒しており、一歩前進となったが「本番を意識すると焦りが出てしまう」と悔しさを見せた。浅田真央さんらを育てた山田満知子コーチからは「中途半端だった」と厳しく言われたという。

 今シーズンの北京五輪出場を目指す16歳にとって、大技の出来が飛躍への鍵を握る。来週のジャパン・オープン(埼玉)や、初参戦となるGPシリーズ2戦でも跳ぶ決意を固めている。「(アクセルを)跳べるようになって、曲に入れないと世界では戦っていけない。習得してどの試合でも挑戦したい」と決意を新たにしていた。

続きを表示

2021年9月27日のニュース