今季限りで引退、金井しみじみ大会新V 男子110障害ラスト全国舞台でかわした0秒02

[ 2021年9月27日 05:30 ]

今季限りで引退をする市川華菜(右)、金井大旺、和田麻希は、所属するミズノから記念の金色のスパイクを贈呈された
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 陸上の全日本実業団対抗選手権最終日が26日に大阪市・ヤンマースタジアム長居が行われた男子110メートル障害決勝は、今季限りで引退し歯科医師を目指すことを表明している東京五輪代表の金井大旺(25=ミズノ)が、最後の全国大会で大会新記録となる13秒48(追い風1・1メートル)で優勝した。

 男子110メートル障害は歯科医になるために、今季終了後に大学進学を目指す金井が有終Vを飾った。集大成の東京五輪は準決勝で転倒し、決勝進出を逃した。その後「最大の目標が終わって、気持ちの面で上げることが難しかった」と調整に苦しみながら、決勝は0秒02差で2位石川をかわした。10月には地元の北海道・函館で試合を残すものの、全国大会はこれが最後。「前日は寂しさがあった」としんみり語った。

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2021年9月27日のニュース