ゴールボール女子、2大会ぶり決勝進出ならず…リオ金トルコに逆転負けも3日に3位決定戦

[ 2021年9月2日 17:03 ]

東京パラリンピック第10日ゴールボール女子準決勝 ( 2021年9月2日    幕張メッセ )

<パラリンピック ゴールボール女子 日本・トルコ>悔しさをにじませながら会場にあいさつする日本代表チーム(撮影・木村 揚輔)
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 2大会ぶりの金メダルを狙う世界ランキング5位の日本は、リオデジャネイロ大会優勝で同ランク1位のトルコに5―8で敗れた。日本は3日の午後1時30分から行われる3位決定戦に回り、ブラジル―米国の勝者と銅メダルを懸けて対戦する。

 得点源のライト萩原紀佳(国立障害者リハビリテーションセンター)が序盤から2得点。強豪から2―0のリードを奪ったが、セブダ・アルトゥノルクのバウンドボールが日本の左サイドを次々と襲い、前半だけで4失点で逆転された。両翼を下げる陣形にシフトした日本だが、セブダから全8失点。萩原が日本の全5得点を挙げたが、相手エースを止められなかった。

 1次リーグでも顔を合わせたトルコを徹底的に分析していた。それでも世界女王の壁は厚く、市川監督は「レフトを狙われ、その結果こうなった。練習で男子の球を止められても、この場で発揮できなかった」と悔しさをにじませ「もう一回、気合を入れ直し、メダルを持って帰りたい」と強調。レフトで先発した欠端瑛子(セガサミー)は「勝てる試合だった」と悔し涙を流し、萩原は「ミスを修正して明日勝ってメダルを持って帰りたい」と必死に前を向いた。

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