空手五輪金の喜友名が世界選手権代表に決定 4連覇へ挑む

[ 2021年9月2日 15:30 ]

空手世界選手権代表選考会 ( 2021年9月2日    東京・日本空手道会館 )

世界選手権の代表権を勝ち取った喜友名諒
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 新型コロナウイルスの影響で1年延期となった世界選手権(11月、ドバイ)の日本代表選考会が行われ、男子形で東京五輪金メダリストの喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が決定戦で本一将(AGP)を下し、代表入りを決めた。11月の本番では4連覇に挑む。

 選考会は変則トーナメント方式で行われ、五輪代表の喜友名は最後の決定戦にいきなり登場。五輪準決勝で演武した「アーナンダイ」で29・40点と30点満点に迫る高得点を叩き出し、28・32点だった本を大きく突き放した。一方、世界選手権2連覇中だった団体形の代表は逃した。

 8月6日の五輪本番から4週間足らず。早くも再スタートを切った金メダリストは「五輪よりもレベルを上げて臨みたい。五輪金メダルの重みを感じながら成長したい」と抱負。世界選手権で4連覇を達成すれば、劉衛流龍鳳会の佐久本嗣男師範の3連覇を超える大記録。「先生に習っている空手を世界で思いっきり見せたい」と2カ月先の本番を見据えた。

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2021年9月2日のニュース