国枝慎吾「6歳くらい若くなった気がする」 2大会ぶり頂点へ王手「100%が出た試合」

[ 2021年9月2日 16:24 ]

東京パラリンピック第10日 車いすテニス男子シングルス準決勝 ( 2021年9月2日    東京・有明テニスの森 )

<パラリンピック車いすテニス 男子シングルス準決勝>決勝進出を決め、ガッツポーズをする国枝(撮影・坂田 高浩)
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 第1シードの国枝慎吾(37=ユニクロ)は、第5シードのリードをストレートで下し、2大会ぶりの決勝進出を果たした。銀メダル以上が確定し、2012年ロンドン大会以来の金メダルに王手。9年ぶりの頂点へ向けて、4日の決勝を戦う。

 勝利が決まると、何度も両手でガッツポーズ。「よっしゃー!」と雄叫びが無観客の会場に響き渡った。手応えも「100%が出た試合」と満足していた。

 序盤は苦しかった。第1セット第1ゲームはブレークを許し、第2ゲームも奪われる劣勢の展開。それでも、焦りはなかった。「自分のテニスをしていたら、いつかは流れが来るでしょ」。第1セットを6―3で制し、第2セットは6―2で奪取。冷静な試合運びが、何よりの勝因だった。

 タフなスケジュールが続いても、国枝には関係ない。東京という舞台が力になっている。「あまり疲れていない。やっぱり、自国開催というのが、後押ししてくれているのかな。6歳くらい若くなった気がする」と笑ってみせた。

 次戦は、いよいよ2大会ぶりの頂点へ決勝に挑む。「今日のテニスで100%出ているので、今日のテニスでぶつかりたいなと思う」と見据えた。

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2021年9月2日のニュース