上地結衣が決勝進出 金メダル王手「未知の世界…この先を経験できるように頑張りたい」

[ 2021年9月2日 13:15 ]

東京パラリンピック第10日 車いすテニス女子シングルス準決勝 ( 2021年9月2日    東京・有明テニスの森 )

<パラリンピック車いすテニス 女子シングルス準決勝>決勝進出を決め、髪をなびかせながらガッツポーズをする上地(撮影・坂田 高浩)
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 第2シードの上地結衣(27=三井住友銀行)は第3シードのアニク・ファンクート(オランダ)をストレートで下し、決勝進出を果たした。これで銀メダル以上が確定し、2016年リオデジャネイロ大会銅メダルに続く2大会連続の表彰台。決勝は3日、第1シードのディーデ・デフロート(オランダ)と激突する。

 初の頂点に向かって、まずはリベンジを果たした。相手は前回大会の準決勝で敗れたファンクート。「必ず意識はしている」と強い気持ちで挑んだ。第1セットを6―2で奪うと、第2セットは2―2から4ゲーム連取で制した。

 次戦は金メダルを懸けて戦う。相手となるデフロートとは、連覇を狙った今年の全豪オープンと全仏オープンでも対戦したが、いずれも決勝で敗れるなど、ここまで15勝22敗と苦戦。でも、「的を絞らせないことがキー」と対策も練ってきた。金メダルに向けて「この先勝つのは自分にとっては未知の世界。せっかくここまで来たので、もちろん勝つつもりで攻めていきたいけど、この先を経験できるように頑張りたい」と見据えている。

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