国枝 激闘制し2大会ぶり4強、ライバル・ウデ撃破 準決勝へ自信深める

[ 2021年9月2日 05:30 ]

東京パラリンピック第9日・車いすテニス ( 2021年9月1日    有明テニスの森公園 )

<パラリンピック車いすテニス 男子シングルス準々決勝>第2セット、バックハンドを放つ国枝(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 男子シングルスは国枝が2時間18分の激闘で長年のライバル、ウデを破り2大会ぶりに4強入りした。第1セットは2―5と追い込まれたが、老かいな相手に対し「後手に回ると振り回される」と自ら仕掛ける攻めの姿勢を徹底。4ゲーム連取からタイブレークを制し、第2セットはラリーで圧倒し「タフなゲームを勝ち切ることで次の試合が良くなる」と準決勝へ自信を深めた。試合後、24年パリ大会に意欲を見せる50歳のウデに「パリで会おうぜ」と声を掛けた37歳は「僕もやろうかな、という感じ。まだ分からないけど」とニヤリと笑った。

 《上地・大谷組は3位決定戦へ》女子ダブルスの上地・大谷組は準決勝で第1シードのオランダペアに敗れ、3位決定戦に回った。ファンクートのバックを狙う作戦がはまった第1セットは善戦したが、第2セットは勢いづいた相手を止められず、上地は「ああなると手が付けられない」と肩をすくめた。16年リオデジャネイロ大会は4位に終わっており「最低限でも前回以上の結果が必要」とメダル獲得を誓った。

続きを表示

2021年9月2日のニュース