パラ競泳、50メートル背で銀メダルの山田「水泳をしていなかったら経験できない夏休みになった」

[ 2021年9月2日 22:17 ]

東京パラリンピック第10日 競泳 ( 2021年9月2日    東京アクアティクスセンター )

<女子50メートル背泳ぎ 運動機能障がいS2>今大会2個目の銀メダルを首にかけられ笑顔の山田(撮影・光山 貴大)
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 女子50メートル背泳ぎ(運動機能障害S2)決勝で、今大会日本選手団最年少の山田美幸(14=WS新潟)が1分6秒98で銀メダル。100メートル背泳ぎの銀に続き自身2個目のメダルを獲得した。

 以下、レース後の山田との主な一問一答。

――レースの感想を。

 「予選よりもとても気持ち良く泳げました」

――結果については。

 「自己ベストが出なかったことがとてもショックです」

――予選で右脚を意識して使えなかったと話していた。

 「右脚も使えていたと思いますし、コーチからのアドバイスで上半身を使えていたと思うので、予選よりはいいタイムが出たのでよかったと思ってます」

――最初から飛ばしていた。

 「国内の大会で今までたくさん前半でセーブして、ベストが出ない、力を出し切れないことがたくさんあったので、最初から飛ばしていけるように頑張りました」

――上半身の使い方とは。

 「予選の時にとても硬かったらしいです。動いてないということで、波に乗れるように意識しました」

――どういう意識?

 「背泳ぎを泳ぐ方ってピョンピョンしているじゃないですか。それをリズム良く、テンポ良く、気持ち良く泳げるように意識しました」

――周りは見ながら泳いだ?

 「見えなかったです。ただ、波は感じるので」

――途中で、前へ行かれたかなと?

 「はい」

――終盤は体力的に厳しかったのか。

 「私自身、よく分かってなかったんですけど、コーチいわくグンと下がったと。後半も続けられるようにしていきたいです」

――スタートの手応えは。

 「とてもうまくできたと思います」

――今大会2つめの銀メダル。

 「1個目は予選3位で入って、銅メダルを目指していたので銀メダルでとてもうれしかったんですけど、今回の50メートルでは元々金メダルを目指していたので少し悔しいです」

――次の大会も視野に。

 「スタートは今回の大会で速くできたと思っているけど、キックが課題で、空振りの水をうまくつかめていないキックになってしまっているので、それを課題として直して力強いキックにしていきたいと思ってます」

――次のパラリンピックも目指していく?

 「はい。高校に入って大学受験も控えていますが、受検と水泳の両立を目指していきたいと思ってます」

――新学期が始まっていて学校に戻る。どういう夏休みだった。

 「普通の中学生、水泳をしていなかったら経験できない夏休みになったかと思っています」

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