イ・ボミが2カ月ぶりに日本ツアー復帰「ちょっとドキドキ」

イ・ボミ
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　女子ゴルフのゴルフ5レディース（賞金総額6000万円、優勝賞金1080万円）は3日から3日間、三重県四日市市のゴルフ5カントリー四日市C（6563ヤード、パー72）で行われる。

　2015、2016年の賞金女王、イ・ボミ（33＝延田グループ）が今大会で7月の資生堂レディース以来、2カ月ぶりの日本ツアー復帰を果たす。

　「久しぶりで試合勘も心配。ちょっとドキドキしてます」

　妹と親友の結婚式、東京五輪のテレビ解説などのために7月に韓国に戻った。帰国後、韓国で2週間、来日後、日本でも2週間、計4週間の隔離を余儀なくされ、日本での隔離が明けたのは試合前日の9月2日。この日、試合会場入りし、18ホールを視察した。隔離中は屋外で球を打つことができず、自宅などで素振りを繰り返すだけ。「トップボールがたくさん出ました。（スイング中に）すごく頭が動いている感じがあって早くバランスを戻したいです」と不安を抱えながら3日の大会初日を迎えることになった。

　イ・ボミの今季の賞金ランキングは81位（1327万5147円）。賞金シード圏内の同50位とは約1070万円差と苦しいシーズンとなっている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020―2021年の1・5シーズンとなった今季は9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで10月のスタンレー・レディース以降の試合への出場優先順位を決めるリシャッフルが実施される。このリシャッフルまでゴルフ5レディースを含めると残り4試合。シーズン終盤戦の出場権を得るためには60位前後まで賞金ランキングを上げておく必要がある。

　「今年で終わりってことは今は頭にはないです。家族やファンの前でもうちょっとプレーを見せてから終わりたいと思っています」

　コロナ禍の中、これまでと違って家族が容易に来日できず“単身赴任”でのツアー生活が続くが、イ・ボミは日本での現役続行を希望。強い気持ちを持って生き残りを懸けた戦いに挑む。