男子バスケの米国代表合宿でコロナ感染者 練習相手の「セレクトチーム」から3選手が離脱

[ 2021年7月9日 09:02 ]

ラスベガスでの代表合宿でリラード(トレイルブレイザーズ)と会話をかわすポポビッチ監督(AP)
Photo By AP

 東京五輪に出場する男子バスケットボールの米国代表は6日からネバダ州ラスベガスで合宿をスタートさせているが、3日目となった8日、スクリメージ(5対5)の相手として招集されている「セレクトチーム」の中から3選手が離脱した。

 ヒートのエリック・スポールストラ監督(50)が率いている17人の「セレクトチーム」はNBAの若手で編成されているが、AP通信が関係者の話として伝えたところによれば、このうちホーネッツのP・J・ワシントン(22)とマイルズ・ブリッジズ(23)、ニックスの新人イマニュエル・クイックリー(22)が新型コロナウイルスの感染防止規定の対象となって同日の練習には不参加。3人のうち1人が検査で陽性反応を示し、残りの2人が濃厚接触者に認定されたが、誰が陽性反応者だったかについては明らかになっていない。

 米国代表を率いるグレグ・ポポビッチ監督(72)は「私はパンデミックはまだ終わっていないと考えている。言うまでもなく全員が注意して警戒しなくてはならない」とコメント。米国代表は10日からナイジェリア、オーストラリア、アルゼンチン、スペインと強化試合を行うが、コロナへの警戒感を強めながらの事前合宿となりそうだ。

 なおネバダ州の7日の新規感染者は453人で1週間平均では407人。ピークだった昨年11~12月からは8分の1以下に減少しており、全体の43%が必要回数のワクチン接種を終えている。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月9日のニュース