オリンピアン先生の桜よ咲け マイル侍・川端魁人の挑戦「目標は決勝、表彰台」

[ 2021年7月9日 19:24 ]

東京2020オリンピック 男子短距離日本代表公開練習   練習の合間に笑顔を見せる川端魁人(左)とウォルシュ・ジュリアン(代表撮影)=2021年7月9日、山梨県富士吉田市
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 東京五輪に出場する陸上・男子短距離日本代表が9日、山梨県内で練習を公開した。1600メートルリレーに挑む「マイル侍」の川端魁人(22=三重教員AC)がオンライン取材に応じ、「チームの目標は日本記録更新、決勝進出、表彰台を意識している。個人としては44秒台でしっかり走ることを目標にしている」と語った。

 この2年で急激な成長を遂げた。中京大3年の19年と比べて自己記録を1秒19も縮めた。今年は5月の世界リレー選手権で2走を務めて銀メダルに貢献。日本選手権を初めて制した。

 今年から三重県鈴鹿市立の中学校で教師を務める。生徒からの応援が何よりの励みになっている。仕事をしながら、限られた練習時間で上昇カーブを描き続ける“オリンピアン先生”は「自分はスプリント能力が高いと思っていて、200メートル、300メートルのタイムが同じ400メートルの中でも早い方。スピードの持ち味を生かしたい」と活躍を誓った。

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