男子陸上110メートル障害・泉谷、予選の壁破る 日本勢64年以降通過者ゼロ

[ 2021年7月9日 05:30 ]

陸上男子110メートル障害の泉谷駿介(右)と3000メートル障害の三浦龍司が五輪での活躍を誓った(順大提供)
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 陸上110メートル障害で今季世界3位の13秒06の日本記録を持つ泉谷駿介(21=順大)が8日、オンライン取材に応じ「求められている以上の結果を出せたらいい。決勝に進んで13秒0台を出したい」と抱負を語った。

 6月末に従来の日本記録を0秒10塗り替えるなど、急成長。五輪本番での活躍も期待され「ワクワクの方が多い。緊張は今のところ全然大丈夫。初出場なので、自分らしく走れれば」と意気込む。

 ひょうひょうとした性格の持ち主。大会前は、体調面を考え大好きなスイーツを封印してきたが、初の五輪は「(以前は)お菓子を禁止にしてきつかったのでほどよく、うまく付き合いたい」と解禁を宣言してみせた。

 神奈川・武相高では八種競技の全国王者。「八種競技の400メートルと1500メートルが嫌いすぎて」という独特の理由で、今の種目は緊張しないという。心臓の強さと、世界レベルの超人的なバネで64年東京五輪以降、予選通過者のいない男子110メートル障害の壁を破る。

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2021年7月9日のニュース