大坂なおみ 全仏オープン2回戦の棄権を表明「辞退することがベスト」 うつ病の悩みも吐露

[ 2021年6月1日 03:04 ]

全仏オープン1回戦で勝利した大坂は試合後の記者会見を拒否した(AP)
Photo By AP

 テニスの4大大会第2戦、全仏オープン(パリ)女子シングルス1回戦に勝利後の記者会見を拒否した大坂なおみ(23=日清食品)が31日(日本時間6月1日未明)、自身のSNSを更新。2回戦を棄権すると表明した。これを受け、主催者は大坂の棄権を発表した。

 大坂は1回戦の試合後、コート上でのインタビューには応じたものの、大会前に精神的負担を理由として今大会の記者会見に応じない意向を表明。試合後の会見を拒否した。

 この行為に対し、主催者側は1万5000ドル(約165万円)の罰金だけでなく、「試合の結果がどうであれ、メディアに対応することは選手の責任であり、スポーツ、ファン、そして自分自身のために選手が負うべきもの」と見解を示した。加えて、このまま違反を続ければ大会からの追放や、さらなる多額の罰金、将来的には四大大会への出場停止もある、という警告をしていた。

 大坂はSNSで「私が意図した状況ではない。みんながパリでの試合に集中するには、辞退することが、トーナメント、他の選手、私にとってベストと考えた」などと投稿した。

 さらに「2018年の全米オープン以降、長い間うつ病に悩まされてきた」と告白した大坂。「今はコートから少し離れますが、その時がきたら、ツアーと協力して、選手、報道陣、ファンにとって、良くする方法を話し合いたいと思います」とした。

続きを表示

2021年6月1日のニュース