唯一のライオンズ戦経験者アボット「団結してプレーしたい」ラグビー日本代表合宿

[ 2021年6月1日 14:32 ]

5月30日に報道公開された練習で、スクラム練習に取り組むマーク・アボット(中央)
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 大分県別府市で合宿を行っているラグビー日本代表ロックのマーク・アボット(31=宗像サニックス)が1日、オンラインで取材に応じ、4年前にハリケーンズ(ニュージーランド)の一員として経験した6月26日の全英&アイルランド代表ライオンズ戦(英エディンバラ)に向け「4つの国から選手が招集され、(日本戦は)最初のゲームなので、まだつながりがないと思う。スピードを生かし、精度を上げて、団結してプレーしたい」と“勝利の方程式”を示した。

 ニュージーランド出身のアボットは、14~17年にハリケーンズでプレー。4年前の17年には4年に一度結成され、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリアの3カ国へ12年ごとの遠征するライオンズがニュージーランドを訪れ、同国代表やスーパーラグビーの5チームと対戦した年だった。同年6月27日のハリケーンズ―ライオンズ戦でアボットは4番で先発。31―31で引き分ける死闘を演じた。

 19年にはサンウルブズでもプレーしたアボット自身は、36カ月連続居住の条件を満たして日本代表資格を取得。今合宿で初招集され、「凄く光栄な気持ち。最初に来日した17年に長期的なゴールとして設定していた」と話した。資格取得のため、コロナ下の昨年も母国に帰国できないなどの制約を強いられたが、「ゴールはまだ半分。これから試合に出られるように」とライオンズ戦での初キャップ獲得を見据えた。

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2021年6月1日のニュース