福井烈団長、大坂なおみに「一日も早く元気になって」東京五輪への期待も

[ 2021年6月1日 16:46 ]

大坂なおみ
Photo By スポニチ

 日本テニス協会の福井烈専務理事が1日、都内で取材に応じ、全仏オープンを棄権した大坂なおみ(日清食品)について言及した。

 大坂は大会開幕前に、出場選手に義務づけられている試合後の記者会見を拒否することを表明。言葉通り5月30日の女子シングルス1回戦を突破した後の会見に姿を見せず、主催者から1万5000ドル(約165万円)の罰金を科された。

 その後、自身のツイッターに「怒りは理解の欠如。変化は人々を不快にさせる」と投稿し、インスタグラムには米国人ラッパーの故ジュース・ワールド氏の「good bye & Good RIDDANCE」のジャケット写真を掲載。意味は「さよなら、せいせいするわ」だった。

 そして、この日、全仏オープンの棄権を発表。18年全米オープン後から、うつに悩まされていたことも告白した。福井専務理事は「こういう状況とは知らなかった。驚きがあった」とした上で、「早く彼女の笑顔、躍動感のあるプレーが見たい。JTA(日本テニス協会)として、できることがあればサポートしていきたい」と話した。

 大坂は「少しの間、コートを離れますが、時期が来たらツアーと協力して選手、報道機関、ファンにとって事態を改善するための方法を話し合いたいです」としている。7月23日に開幕する東京五輪は、かねて大坂も楽しみにしていた舞台。日本選手団の団長でもある福井専務理事は「一日も早く元気になって、そこ(東京五輪)でプレーしているのを楽しみにしている」と話していた。

続きを表示

2021年6月1日のニュース