渋野「コップンカー」4差14位発進 ほほ笑みの国、タイで笑顔

[ 2021年5月7日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ホンダLPGA第1日 ( 2021年5月6日    タイ サイアムCC=6576ヤード、パー72 )

ショットを放つ渋野日向子
Photo By ゲッティ=共同

 21年米ツアー4戦目の渋野日向子(22=サントリー)は68で回り、首位に4打差の4アンダー、14位とまずまずのスタートを切った。畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)、上原彩子(37=モスバーガー)、河本結(22=リコー)は3アンダーの20位。パティ・タバタナキット(21)とアタヤ・ティティクル(18)の地元タイ勢2人が8アンダーで首位に立った。

 気温26度。湿度が90%を超えた雨上がりのサイアムで今季米ツアー2度目の60台発進。先週の最下位争いから一転、上位で初日を終えた渋野はテレビカメラに向かって「コップンカー(ありがとう)」とタイ語で語りかけ、笑顔を見せた。

 「今の調子としては凄く上出来なゴルフができたんじゃないかなと思います」。1番パー5でいきなりボギーを叩いたが、続く2番でバウンスバック。その後は折り返しの10番パー5でグリーン手前からの第3打を80センチに寄せるなど、ショートゲームがさえ、5バーディーを奪ってスコアを伸ばした。

 日本を離れている間に東京五輪代表争いで再び古江彩佳に逆転を許した。この日は「雨のせいもあってランはゼロ、何ならマイナスとかいうのも多かった。飛ぶ人はやっぱり有利」と米ツアーでの飛距離の重要性を再認識したが、覚悟の上。「自分の中で納得のいくショットもあったので」と改造中のスイング完成を最優先に奮闘を続けている。

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2021年5月7日のニュース