「サトウ」食品大会で燃えた 佐藤のコ~ハン!猛チャージ首位スタート

[ 2021年5月7日 05:30 ]

男子ゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品第1日 ( 2021年5月6日    栃木県 西那須野CC=7036ヤード、パー72 )

プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品第1日 9番、第2打を放つ佐藤(撮影・沢田 明徳)
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 ジャパンゴルフツアー選手会が主催する新規大会が開幕。ツアー未勝利の佐藤大平(27=クリヤマ)が8バーディー、1ボギーの65で回り、高山忠洋(43=スターツ)、H・W・リュー(39=韓国)とともに7アンダーで首位発進した。1打差の4位には52歳の手嶋多一(ミズノ)が続いた。

 朝、目が覚めた佐藤は首に違和感を覚えた。寝違いだったが逆に「気負いすぎずいけるかな」と思えてきた。思惑通り、パーオン率約78%とショットが好調。最終9番は1・2メートルに寄せてバーディー。後半「30」と猛チャージで首位発進だ。

 「素直にうれしい。レギュラーツアーではなかなかない、良いゴルフだったんで」

 サトウ食品が特別協賛する今大会には縁を感じていた。「僕も佐藤」だけではない。昨夏に同社冠のツアー外競技で優勝。今大会の当初の特別協賛社が撤退し、今年3月に同社が特別協賛に決まった際「何かあるのかな」と感じたそうだ。

 もちろん目指すは初優勝だが、その先も見据える。例年、8月末時点で国内ツアー賞金ランク上位者が挑戦できる欧州ツアーの最終予選会。東北福祉大の先輩で兄貴分の松山英樹から、「ヨーロッパで苦労して、米国に早く来い」と言われている。「8月までに優勝できたら一番」。まずはこの大会を、その第一歩とする。

 ◆佐藤 大平(さとう・たいへい)1993年(平5)7月9日生まれ、兵庫県出身の27歳。8歳でゴルフを始め、中学3年時に全国中学ゴルフ選手権優勝。茨城の水城高を経て、東北福祉大に進学。15年にプロ転向し、17年は中国ツアーに挑戦。18年は国内下部のAbemaTVツアーで賞金王に。19年に初シードを獲得した。松山英樹は大学の2学年先輩。1メートル74、72キロ。

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2021年5月7日のニュース