五輪選手団へのワクチン提供 AS日本代表の井村雅代ヘッド「1日も早く接種したいのが本音」

[ 2021年5月7日 15:06 ]

井村雅代ヘッドコーチ
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 国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪・パラリンピックに参加する各国・地域の選手団に新型コロナウイルスワクチンの提供を決めたことを受け、アーティスティックスイミング(AS)日本代表の井村雅代ヘッドコーチ(70)が「もちろん接種したい。五輪までにとは言わずに、1日も早く接種したいのが本音です」と歓迎した。

 7日に大阪府内で開幕した日本選手権にオープン参加して、チームテクニカルルーティンの演技後に取材に対応。日本国内のワクチン接種が進んでいない中、アスリートが“特別扱い”を受けることは批判の対象となりかねないが「賛否両論があるのは分かっているが、五輪で競うことはアスリートにとっての夢であり、ゴールだと思っている」と理解を求め「ワクチンのニュースを聞いて五輪開催が近づいた感じがしてうれしい気持ちになった」と率直な気持ちを明かした。

 IOCから提供されるワクチンは米製薬大手ファイザー社と独製薬企業ビオンテック社が共同開発したもので、日本政府がファイザー社と契約しているワクチン枠とは別。日本選手団の対象は選手が1000人程度、監督・コーチが1500人となる見通しだ。

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2021年5月7日のニュース