橋本聖子会長、選手団のワクチン接種に「違和感を感じる人がいるのは理解」

[ 2021年5月7日 16:48 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が7日、都内で定例会見を行った。

 国際オリンピック委員会(IOC)は6日に大会に参加する各国・地域の選手団に向けて、米製薬大手ファイザー製の新型コロナワクチンを提供すると発表。まだワクチンを接種できていない人々が多い中、五輪関係者への優先的ともとらえられるワクチン接種は批判の声も大きい。

 橋本会長は「今、世界全体がコロナ感染症をどのように克服していくか、大きな問題を乗り越えようとしている中で、多くのみなさま方にまだまだワクチンが提供、接種をされていないという状況から見ますと、非常に違和感を感じる方がいるのは理解するところであります」とコメント。その上で、「今回はIOCとファイザー社によりまして、全世界の選手団にワクチンの提供をするというお話があったと承知している。IOCとファイザー社によって、より安全安心な大会を開催することでの決定だと思う。ワクチンをできるだけ多くの方が接種して日本に来ていただくのは、日本国のみなさんの安全と安心にも寄与していただけることにもなる」と期待を寄せていた。

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2021年5月7日のニュース