バレー女子日本代表、“万里の長城”に完敗 中田監督「通用すること、しないことがより明確に」

[ 2021年5月2日 00:28 ]

バレーボール国際親善試合・女子   日本0―3中国 ( 2021年5月1日    東京・有明アリーナ )

第3セット、選手に声をかける中田久美監督(中央) (撮影・光山 貴大)
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 火の鳥ニッポンは五輪イヤー初戦を白星で飾ることはできなかった。平均身長で日本を約12センチ上回る“万里の長城”を前に終始圧倒され、0―3のストレート負け。中田久美監督(55)は「世界ランキング1位の中国とやったことで(現在の日本の)立ち位置や通用すること、しないことがより明確になった」と振り返った。

 世界ランキング7位の女子日本代表にとって2019年9月のW杯以来、約1年7カ月ぶりの国際試合は、同1位の中国と力の差を見せつけられた。第1セットを16―25で落とすと、第2セットも18―25。第3セットこそジュースにもつれ込んだが29―31で力尽きた。

 この日はセッターに代表初選出の籾井あき(20=JT)を起用するも、日本が得意とする速い展開へ持ち込むコンビバレーは披露できず。籾井は「初めてということで緊張もあった。安定して(アタッカー陣に)打たせることができなかった」と肩を落とした。

 今後は本番に向けて残された時間も少ない。まずは第2回国内合宿を経て25日から約1カ月間で実施されるネーションズリーグ(イタリア・リミニ)に参加。同大会終了をもって代表12人が決定し、五輪直前合宿に突入する。「しっかりと強化していきたい」と指揮官。今夏の祭典へ向け、限られた時間で最善の準備をする。

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2021年5月1日のニュース