渋野 ブービー脱せず66位、スコア落とし73「アンダーで回れる気がしない」

[ 2021年5月1日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー HSBC女子選手権第2日 ( 2021年4月30日    シンガポール セントーサGC=6740ヤード、パー72 )

第2ラウンド、14番でティーショットの行方を見つめる渋野(ゲッティー=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 66位から出た渋野日向子(22=サントリー)は4バーディー、5ボギーの73とスコアを落とし、通算5オーバーで69人中66位と順位を上げられなかった。55位から出た畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)も2バーディー、2ボギーの72と伸ばせず53位。通算11アンダーの首位には朴仁妃(パクインビ)(32)とパク・ヒヨン(33)の韓国勢が並んだ。大会は69選手が予選落ちなしで争う。

 厳しい表情でプレーしていた渋野がやっと笑みを浮かべたのは、最終9番で約8メートルのバーディーパットを沈めた時だった。一時は通算7オーバーまでスコアを落とす苦しい展開。「あっという間に終わってしまった感じ。最後まで何もできず、昨日と同じような内容でした」。下から2番目の順位から脱出することができなかった。

 出だしの10番でボギーが先行。18、1番で2メートル前後のパーパットを外して連続ボギー。3番ではラフからの第2打がフライヤーし、グリーン奥のカート道までオーバーするなどボギーを叩いた。パーオン率は約67%でパット数は「30」。ショット、パットともにかみ合わない展開に「今のところアンダーで回れる気がしない」と本音もこぼれる。

 それでも初日はバーディーのなかったパー5で、この日は2バーディーを奪った。「そこに関しては前進」と顔を上げ、「やるべきことをしっかりやって、いい内容のゴルフができたら」と残り36ホールを見据えた。

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2021年5月1日のニュース