大坂、苦手クレーコートで快勝発進 土居と日本勢対決「特別なプレッシャーあった」

[ 2021年5月1日 05:30 ]

マドリード・オープン第2日 女子シングルス1回戦 ( 2021年4月30日    スペイン・マドリード )

土居(左)に勝利した大坂(共同)
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 女子シングルス1回戦で第2シードの大坂なおみ(23=日清食品)が予選を突破した世界ランキング79位の土居美咲(30=ミキハウス)を7―5、6―2で退けた。試合時間1時間27分。3月31日のマイアミ・オープン準々決勝以来1カ月ぶりの実戦となる今季のクレーコート初戦を制した。2回戦は世界20位のカロリナ・ムホバ(24=チェコ)と対戦する。

 苦手のクレーコートで、序盤はリズムをつかめなかった。大坂は早いタイミングでボールを捉えて返球する土居のラリー展開に苦戦。第1セットは2度のブレークを許しながら集中力を保って何とかものにした。徐々に赤土の感覚をつかむと、第2セットは力強いショットでねじ伏せて圧倒。「1回戦で同じ国の選手が相手。特別なプレッシャーがあったが、うまく対処できた」と振り返った。

 クレーコートのツアー大会出場は約2年ぶり。今大会は4大大会の全仏オープン(5月30日開幕)に向けた前哨戦の一つで、多くのトップ選手が出場している。2月の全豪オープンで優勝し、同年に全ての4大大会と五輪を制する年間ゴールデンスラムを目指す大坂にとってはクレーでの感覚を養う意味でも重要な戦い。「クレーでも自然体でプレーできるようにしたい。何より経験を重ねることが重要」と一歩ずつ前進していく。

 ▼土居美咲 チャンスはあると思っていた。第1セットで3―0にしていれば違った。(前日29日が誕生日で、30歳初戦飾れず)

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