ジェームズ復帰も黒星 西地区ではサンズが首位に浮上 セルティクスのテータムは60得点

[ 2021年5月1日 14:32 ]

戦列に復帰したレイカーズのジェームズ(AP)
Photo By AP

 右足首を痛めていたレイカーズのレブロン・ジェームズ(36)が4月30日、地元ロサンゼルス(カリフォルニア州)で行われたキングス戦で21試合ぶりに戦列に復帰。3月20日のホークス戦以来、41日ぶりにコートに戻ったが、試合は106―110(前半56―55)で敗れて復帰初戦で白星を飾ることはできなかった。

 ジェームズは32分の出場でフィールドゴール(FG)を12本中6本(うち3点シュートは5本中1本)成功して16得点、8リバウンド、7アシスト、2スティールをマーク。101―106で迎えた第4Qの残り1分50秒には復帰初の3点シュートを決めたものの、残り2・7秒、逆転を狙って放ったロングレンジでの一発はリングに嫌われた。

 西地区全体5位のレイカーズはここ6戦で5敗目を喫して36勝27敗。同6位のマーベリクスとのゲーム差は「0・5」となった。復帰5戦目となったアンソニー・デービス(28)は22得点、11リバウンド、5ブロックショットをマーク。レイカーズは第3Q終了時点では10点をリードしていたが、勝負どころの第4Qは18―32と後手に回った。

 キングスは26勝37敗。ドラフト全体12番目に指名した新人ガードのタイリース・ハリバートン(21)がチーム最多の23得点と10アシストを稼いで昨季王者に競り勝った。

 西地区全体の上位2チームがフェニックス(アリゾナ州)で激突した一戦では、2位のサンズが121―100(前半68―52)でジャズに勝利を収めて両者はともに45勝18敗。同率ながら今季のこのカードで3戦3勝のサンズが、残り9試合となった段階で西地区全体の首位に浮上し、デニス・ミッチェル(24)とマイク・コンリー(33)の主力2人を故障で欠くジャズは首位から陥落した。

 スパーズと対戦した東地区全体6位のセルティクスは、地元ボストン(マサチューセッツ州)で最大32点差のビハインドからを追いついて延長に持ち込み、143―140(前半48―77、延長15―12)で競り勝って34勝30敗。ジェイソン・テータム(23)が45分の出場でFGを37本中20本(うち3点シュートは7本中5本)、フリースローを17本中15本を決めて自己最多の60得点をたたき出し、チームの連勝に貢献した。

 テータムは第4Qと延長で計31得点。延長終了直前にフリースローを2本とも成功させて“大台”に到達し、ラリー・バードが1985年3月12日のホークス戦で樹立したセルティクスの最多得点記録に並んだ。また23歳58日での60得点以上は、史上2番目の年少記録。自身の最多得点記録は4月9日のティンバーウルブス戦でマークした「53」だったが、その10試合後にさらに記録を更新した。

 東地区では2位の76ersが勝って1位のネッツが敗れたために両者のゲーム差は「0・5」に肉薄。同3位のバックスはブルズに勝って今季の成績を39勝24敗として、3季連続でセントラルでのディビジョン優勝を決めた。また今季のプレーオフ進出に下限を残す10位につけているウィザーズと11位ブルズのゲーム差は残り9試合となった段階で「3」に広がった。

 <4月30日の結果>
*76ers(42勝21敗)126―104ホークス(34勝30敗)
*セルティクス(34勝30敗)143―140(延長)スパーズ(31勝31敗)
ウィザーズ(29勝34敗)122―93*キャバリアーズ(21勝42敗)
トレイルブレイザーズ(35勝28敗)128―109*ネッツ(43勝21敗)
*グリズリーズ(32勝30敗)92―75マジック(19勝44敗)
バックス(39勝24敗)108―98*ブルズ(26勝37敗)
*サンズ(45勝18敗)121―100ジャズ(45勝18敗)
キングス(26勝37敗)110―*レイカーズ(36勝27敗)
*はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月1日のニュース