ウィザーズ快勝で4月は12勝5敗 八村は11得点 ウエストブルックはまたトリプルダブル!

[ 2021年5月1日 10:55 ]

キャバリアーズのオコロとリバウンドを争うウィザーズのウエストブルック(AP)
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 NBA東地区全体10位のウィザーズは4月30日、敵地クリーブランド(オハイオ州)で同13位のキャバリアーズを122―93(前半58―52)で下して29勝34敗。ここ11戦で10勝目を挙げ、4月を12勝5敗の好成績で乗り切った。

 今季のプレーオフは地区全体の7~10位がレギュラーシーズン終了後に「プレー・イン・トーナメント」を行い、7位と8位、9位と10位がそれぞれ対戦。前者の敗者と後者の勝者が顔を合わせて「第8シード」を争うが、そのプレーオフ進出に可能性を残す“下限”の地区10位の座に向けてウィザーズは一歩前進した。ロードでは今季13勝17敗。この日試合のなかったペイサーズ(29勝33敗)には0・5ゲーム差に迫った。
 
 今季50試合目の出場となった八村塁(23)は点差が開いたために第3Qまでの出場。23分でフィールドゴール(FG)を8本中3本決めて3試合連続の2ケタとなる11得点をマークし、5リバウンド、1アシスト、1スティールも記録した。第1Qには正面からこの日放った唯一の3点シュートを成功。今季の成功本数は「39」となり、成功率は32・5%(昨季は28・7%)となった。

 ラッセル・ウエストブルック(32)は15得点、12リバウンド、11アシストで今季31回目のトリプルダブルを達成。通算では177回目となり、オスカー・ロバートソン(ロイヤルズほか)が保持しているリーグ記録(181回)にあと「4」と迫った。今季の平均では21・6得点、11・2リバウンド、11・0アシスト(アシストはリーグ1位)。サンダー時代に3回達成している「年間トリプルダブル」も視野にとらえている。

 前日まで得点部門1位のブラドリー・ビール(27)は八村同様に第3Qまでの出場で19得点。プレータイムが少なくなったために今季平均は31・30から31・07にダウンし、ウォリアーズのステフィン・カリー(33=31・29)に1位の座を譲った。

 キャバリアーズは5連敗で21勝42敗。3試合ぶりに復帰したコリン・セクストン(22)が22得点を挙げたものの、ターンオーバーを25回犯してここから30点を失った。ウィザーズには4月25日(110―119)を含めて2戦2敗。14日にも顔を合わせることになっている。

 なおウィザーズは1日に敵地ダラス(テキサス州)で西地区全体6位のマーベリクス(35勝27敗)と対戦する。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場9分34秒・9得点)
(1)1分6秒・ビールが外したレイアップをティップ=×
(2)2分17秒・正面フリースローライン付近からジャンプシュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
*3分20秒・フリースロー2本=〇〇
(3)5分31秒・正面やや右から3点シュート=〇(アシスト・ハッチソン)
*8分44秒・フリースロー2本=〇〇
 ▼第2Q(出場7分47秒・2得点)
(4)5分15秒・正面でステップバックからジャンプシュート=×
(5)9分0秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
 ▼第3Q(出場5分12秒=無得点)
(6)45秒・左ベースライン際から右手でダンクに持ち込むもアレンにブロックされる=×
(7)1分39秒・右サイドでピボットのあとジャンプシュート=×
(8)3分32秒・左ローポストでターンアラウンドからフェードアウェーでジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場機会なし)

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