ウィザーズ3連敗 ウエストブルック&ビールが欠場 ブライアントは負傷退場 八村は17得点

[ 2021年1月10日 11:39 ]

ヒートのアチューワとリバウンドを争うウィザーズの八村(AP)
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 ウィザーズは9日、地元ワシントンDCでヒートと対戦したが、リーグ1位の35・0得点を挙げていたブラドリー・ビール(27)がコロナ感染防止規定によって出場できなくなり、今季4度のトリプルダブルを達成していたラッセル・ウエストブルック(32)は太腿を痛めて欠場。15・9得点を挙げていたセンターのトーマス・ブライアント(23)は開始1分53秒に左膝を痛めてプレー続行不能となり、ウィザーズは1試合平均で計70・2得点を記録していた主力3人抜きで昨季のファイナルに進出したヒートに立ち向かうことになった。

 ウィザーズは最大24点差を終盤で追い込んだものの、124―128(前半71―75)で敗れて3連敗で2勝8敗。今季6戦目となった八村塁(22)は26分出場してフィールドゴール(FG)を18本中8本成功(どちらも今季最多=3点シュートは3本すべて失敗)させて、開幕戦のブルズ戦で記録した今季自己最多に並ぶ17得点をマークし、5リバウンドと2アシストを稼いだものの、ホームでは今季5戦全敗となった。

 ビールは前日にマッチアップしたセルティクスのジェイソン・テータム(22)が濃厚接触もしくは感染の疑いがあるとして戦列を離れたために、感染防止規定によって欠場。同選手は得点とスティール、ウエストブルックはリバウンドとアシスト、ブライアントはブロックショットでそれぞれチームの1位。各部門の“リーダー”を全員欠く形となったウィザーズのFG成功率は44・4%にとどまり、チームリバウンド本数でも39―61とヒートを大きく下回った。前半での70失点以上は4回目。後半で追い上げながら敗れるパターンが続いているが、勝つためには失点が多すぎる序盤での戦い方を変える必要がありそうだ。

 ヒートは八村とマッチアップしたジミー・バトラー(31)が26得点、10リバウンド、9アシストを記録。八村とドラフト同期生でもあるタイラー・ヒーロ(20=19年全体13番目指名)が自己最多の31得点をマークして勝利に貢献し、今季の成績を4勝4敗とした。

 <八村の全プレー>
 ▼第1Q(出場5分4秒=5得点)
(1)1分12秒・正面やや左から3点シュート=×
(2)1分47秒・右サイドを突破してのドライブイン=×
(3)2分41秒・正面からジャンプシュート。アデバイヨの反則を誘う=〇
*フリースロー1本=〇
(4)3分0秒・ゴール下で左手でレイアップ=〇(アシスト・アブディヤ)
(5)3分29秒・正面から3点シュート=×
 ▼第2Q(出場5分35秒=2得点)
(6)5分13秒・スミスの動きに呼応してインサイドに飛び込みゴール下でレイアップ=〇(アシスト・スミス)
(7)7分35秒・左コーナーからプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第3Q(出場6分49秒=4得点)
(8)13秒・フリースローライン付近からプルアップでジャンプシュート=〇(アシスト・アブディヤ)
(9)1分21秒・左サイドから3点シュート=×
(10)6分5秒・ディフェンスリバウンドから1人で持ち込んで正面からジャンプシュート=×
(11)6分37秒・右サイドを突破してゴール下=×
(12)6分49秒・速攻からゴール下でレイアップ=〇(アシスト・スミス)
 ▼第4Q(出場8分20秒=6得点)
(13)4分16秒・左ローポストからゴール下=×
(14)4分18秒・外したシュートを自分で押し込む=〇
(15)8分0秒・正面からバトラーとの1対1を制してレイアップ=〇
(16)8分43秒・右サイドからプルアップでジャンプシュート=〇
(17)9分30秒・右エルボーからジャンプシュート=×
(18)11分3秒・ゴール下でシュートもレナードに阻まれる=×

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