初場所初日に八角理事長、協会あいさつで謝罪 関取16人休場「多大なご心配をお掛けした」

[ 2021年1月10日 17:05 ]

<大相撲初場所初日>協会あいさつを行った八角理事長ら(撮影・西海健太郎)
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 大相撲初場所は10日に東京・両国国技館で初日を迎えた。コロナ禍で初日から関取16人が休場する異例の場所で、八角理事長(元横綱・北勝海)が協会あいさつを行い、「場所前に相撲場所において複数の関係者の感染が判明し、多大なご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し。感染防止対策を徹底し「本年最初の本場所にふさわしい白熱した相撲でご期待にお応えする」と誓った。

 八角理事長あいさつは以下の通り。

 初日にあたり謹んでごあいさつを申し上げます。

 はじめに新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、ウイルスに感染した皆様には一日も早いご回復を祈念しお見舞い申し上げます。そして現在も新型コロナウイルス感染症の対応をなされている全国の医療従事者の皆様に心から敬意を表するとともに、協会員の検査や診療のご尽力を賜った医療従事者の皆様にはこの場をかりて深く感謝申し上げます。

 この度は場所前に相撲部屋において複数の関係者の感染が判明し、多大なご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。

 今場所もお客様もお迎えするために、より一層安心安全な大相撲観戦を目指して感染症の専門家のご指導のもと全協会員の検査実施するなどさらに綿密な感染防止策を講じております。お客様にもさまざまなお願いをしておりますが、ご協力いただきますようお願いを申し上げます。

 横綱の休場は大変遺憾ではございますが、力士は厳しい感染予防を行いながら毎日の稽古の成果を発揮し、本年最初の本場所にふさわしい白熱した相撲でご期待にお応えすることと存じます。

 今後も協会員は一丸となり、伝統文化である大相撲を通して世界中に感動を届けることができるよう努力してまいります。何卒、千秋楽まで温かいご支援を賜りますようお願いを申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

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