春高バレー 女子は大阪国際滝井VS就実で決勝、男子は駿台学園VS東福岡

[ 2021年1月10日 05:30 ]

全日本高校バレー女子準決勝 東九州龍谷を破り決勝進出を決め、喜ぶ大阪国際滝井の選手たち
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 バレーボールの全日本高校選手権第4日は9日、東京体育館で男女の準決勝が行われ、女子は大阪国際滝井が2連覇を目指す東九州龍谷(大分)を3―0のストレートで下して6大会ぶりに決勝進出。就実(岡山)は前回準優勝の古川学園(宮城)に3―1で勝利して4大会ぶりに決勝に進んだ。男子は前回準優勝の駿台学園(東京)が市尼崎(兵庫)を3―2のフルセットの末に下し、2大会連続で決勝に進出。東福岡は清風(大阪)を3―1で破り、5大会ぶりの決勝を決めた。決勝は10日に行われる。

 ノーシードの大阪国際滝井が連覇を狙う女王を撃破した。第1セット開始直後から怒濤(どとう)の攻撃で13―0と東九州龍谷の出ハナをくじくと持ち味のコンビバレーで圧倒。エース中本柚朱(ゆず)は「いつひっくり返されるか分からなかったが、楽しい試合だった」と笑顔を見せた。29年ぶりの優勝に向け「自分の最高のプレーからしたら30、40点くらい。まだ伸びしろはある」と意気込んだ。

 ≪駿台学園、接戦制し王手≫駿台学園が4大会ぶりの優勝に王手をかけた。常に先行を許す苦しい展開となったが、闘志むき出しのバレーで接戦をものにした。セッターの中田良主将は「3年生同士の気持ちのぶつかり合いだった。最後は気持ちで押し切れた」と振り返った。前回大会は決勝でストレート負けを喫しているだけに、リベンジの思いは強い。エース金田晃太朗は「日本一になりたい気持ちが強い方が勝つ」と力強く語った。

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