突進力もボディーバランスも◎ 大畑大介氏は大会MVPに桐蔭学園ロック青木を選出

[ 2021年1月10日 05:30 ]

第100回全国高校ラグビー選手権決勝   桐蔭学園32-15京都成章 ( 2021年1月9日    花園ラグビー場 )

大畑大介氏
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 テストマッチ通算69トライの世界記録を持ち、ラグビー世界殿堂入りも果たした大畑大介氏(45)が今大会のベスト15を選出した。MVPは桐蔭学園の青木恵斗選手(3年)。今大会最多タイの7トライを挙げた1メートル87、110キロの巨漢ロックのパフォーマンスを称えた。

 青木は突進力に加え、タックルされてもボールをつなぐボディーバランスが一級品です。決勝戦のトライも狭いスペースで自分の体をうまくコントロールできていた。初めて決勝進出した京都成章も紙一重の差。今後につなげてほしい。

 選んだ15人以外では、桐蔭学園FB矢崎由を筆頭に1年生が目立ちました。京都成章プロップ/フッカーの森山、中部大春日丘のロック物部は規格外のサイズで、報徳学園SO伊藤、国学院栃木SO伊藤らにはあふれるセンスを感じました。

 昨大会はWTBで活躍した御所実の安田は今大会はボールタッチの回数を増やす狙いもあってSOでプレーしました。今後どのポジションをやるにしてもSOで積んだ経験は必ず生きます。私と同姓の東海大大阪仰星WTB大畑の力強い走りも印象に残りました。

 最後に、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、大会を通じて1人の感染者も出さなかった。各校の徹底した感染予防対策や大会運営サイドの努力があったからこそで、あらためて敬意を表したい。

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2021年1月10日のニュース