京産大は2年前に続いて慶大に完敗、フランカー三木皓正は兄弟対決に敗れる

[ 2020年12月13日 14:28 ]

全国大学選手権3回戦   京産大14―47慶大 ( 2020年12月13日    大阪府東大阪市・花園ラグビー場 )

<京産大・慶応>ガックリとスタンドにあいさつに向かう京産フィフティーン(撮影・井垣 忠夫)
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 京産大のフランカー三木皓正(1年)は兄弟対決に敗れた。CTB兄・亮弥(4年)がいる慶大との対戦を「FW戦になる。どちらがどれだけひた向きにいけるか」と胸を躍らせていた。

 開始早々から守りの要としての責任を果たした。前半4分に先制を許した後、すぐにゴールラインを背負う苦しい流れ。出足鋭いタックルで慶応の前進を止め、No・8タモエフォラウのジャッカルを導いた。

 その後も再三の好タックルを浴びせたものの、チームはキックで陣地を取られて終始劣勢。風下の前半に4トライを奪われた。モール、スクラム、その後の展開を含めて、総合力で少しずつ相手に上回られ、大きな点差になって表れた。25―43で敗れた2年前に続いて完敗した。

 兄は「弟とは最初で最後の対戦。何度かマッチアップできてうれしかった」と試合を振り返った。

 京産大の伊藤鐘史新監督は全国初陣を振り返り、「お互い似たチームで、敵陣に深く入ってFWを出せるかが勝負のポイントだった。前半はウチが硬かったのか、攻め込まれた。相手がやりたいことをさせてしまった」と前半の戦いを悔やんだ。

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2020年12月13日のニュース