ラプターズの渡辺雄太がプレシーズン初戦に出場 ホーネッツ戦で5得点&4リバウンド

[ 2020年12月13日 11:09 ]

ホーネッツのボールをマークするラプターズのフリン(右)とデービス2世(AP)
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 NBAラプターズは12日、シャーロット(ノースカロライナ州)でプレシーズン・ゲームの初戦に臨み111―100(前半58―51)で地元のホーネッツに勝利。渡辺雄太(26)は後半開始から出場したセカンド・ユニットの1人として登場し、第3Qにおける全12分の出場で5得点と4リバウンドをマークした。

 第3Qでは開始2分25秒にトラベリングをコールされたものの、4分15秒には右サイドから3点シュートを成功。4分57秒にはフリースローを2本とも決めた。7分17秒には2本目の3点シュートを放ったが失敗。しかし本契約を結んでいない5選手の中で後半開始から出場したのは渡辺1人で、ドラフト全体3番目に指名されたホーネッツの新人ガード、ラメロ・ボール(19)と同じ時間帯でプレーした。

 ラプターズのニック・ナース監督(53)は「キャンプに入ってからうれしいサプライズ」と評価した渡辺をスモール・ラインアップ(ガード3人)の4番ポジション(パワーフォワード)で起用しており、ドラフト1巡目指名(全体29番目)のポイントガード、マラカイ・フリン(22)やシューターのマット・トーマス(26)、昨季控えのポイントガードとして活躍したテレンス・デービス2世(23)といった今季のプレータイムが増えそうなバックコート陣とともに第3Qを“フル出場”し、自身の出場時間帯のチームスコアはプラス4点だった。

 ホーネッツのボールは第1Q4分34秒に先発のディボンテイ・グラハム(25)に代わってコートに登場。プレシーズンの初戦では16分出場して10リバウンドと4アシストをマークしたものの、フィールドゴール(FG)は5本すべて失敗(3点シュートは3本)して無得点。ターンオーバーも4回喫した。

 ラプターズのプレシーズンは3試合で、14日もホーネッツと対戦。本来の本拠地トロント(カナダ)は移動の際に生じる自主隔離が必要となっているために今季はフロリダ州タンパを当面の間、“準ホーム”にすることになっており、18日のプレシーズン最終戦(対ヒート)はそのタンパで行うことになっている。

 ただしフロリダ州では新型コロナウイルスの感染が拡大しており、10日から12日まで3日連続で新規感染者は1万人を突破。ラプターズが準ホームとしたタンパでも入院患者が増加しており、危機感が強まっている。

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