柔道・講道館杯 誤審認め両者V 米村・小西戦巡って異例発表

[ 2020年11月21日 05:30 ]

10月の柔道・講道館杯男子60キロ級決勝で、小西誠志郎(右)が米村克麻(下)を抑え込んだ状態での試合再開を指示する主審
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 全日本柔道連盟は20日、10月の講道館杯全日本体重別選手権で判定を巡って混乱した男子60キロ級決勝について誤審があったと認め、勝者となっていた米村克麻(センコー)とともに小西誠志郎(国士舘大)も優勝とすると発表した。26日の常務理事会に報告する。確定した判定が覆るのは極めて異例。審判委員会、強化委員会などで検証した。

 試合は、技ありで先行していた米村が小西に抑え込まれたにもかかわらず、時計係が誤って米村の寝技とカウント。米村の一本勝ちが宣告された。その場で映像確認が行われ、小西が寝技で攻め込む状態から再開したものの、最終的に米村が勝利。検証の結果、再開後の寝技の攻防中に小西に技ありが認められ、本来なら延長戦となるべきだったという。

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2020年11月21日のニュース