東海大が全勝対決制す 3季連続10度目優勝に王手 関東大学ラグビー

[ 2020年11月21日 19:16 ]

ラグビー関東大学リーグ1部   東海大55―38流通経大 ( 2020年11月21日    秩父宮 )

<東海大・流通経済大>後半35分、トライを決める東海大・丸山(撮影・吉田 剛)
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 東海大が流通経大との全勝対決を制し、3季連続10度目のリーグ制覇に王手を掛けた。東海大は最終戦となる12月5日の日大戦(秩父宮)で引き分け以上か、負けてもボーナスポイントを獲得すれば優勝が決まる。

 前半はボールを支配した東海大のペース。3試合連続の先発出場となったSO武藤ゆらぎ(1年)の卓越したゲームコントロールと個人技を起点に、計5トライを奪って33―12で折り返した。後半も開始直後に武藤のロングバックフリップパスがフランカーのノア・トビオ(3年)に通り、リードを26点差に広げるトライ。勝負あったかに思えたが、ここからまさかの4連続トライを許して同点に。木村季由監督も「ああいう展開になったのは反省点」と話した。

 それでもNo・8吉田大亮主将(4年)は慌てなかった。追い付かれた後の円陣で、フィフティーンに「やることは変わらない。やるべきことをやろう」とげきを飛ばすと、直後のキックオフで相手のリターンキックのチャージに成功。WTB谷口宜顕(1年)からロックのワイサケ・ララトゥブア(2年)とパスが渡り、すぐさま勝ち越した。結局、その後も2トライを重ねて勝利。吉田主将は「後半は相手のアンストラクチャーの攻撃や強いランナーにやられて同点にされたが、自分たちを見失わずにできた」と振り返った。

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2020年11月21日のニュース