畑岡奈紗、10位浮上 伸ばし切れず「悔しい」も「チャンスはまだある」

[ 2020年10月11日 09:11 ]

全米女子プロ選手権第3日、12番でショットを放つ畑岡奈紗(AP)
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 米女子ゴルフのメジャー第3戦、全米女子プロ選手権第3日は10日、ペンシルベニア州ニュータウンスクエアのアロニミンクGC(6577ヤード、パー70)で行われ、19位で出た畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は3バーディー、1ボギーの68と伸ばし通算1アンダーで10位に浮上した。67で回り通算7アンダーとした首位のキム・セヨン(韓国)とは6打差。通算5アンダーのブルック・ヘンダーソン(カナダ)とアンナ・ノードクイスト(スウェーデン)が2位につけた。

 畑岡は7番で2打目をグリーン手前のバンカーに入れてボギーが先行。しかし9番パー5で2打目をピン奥のカラーまで運んでバーディーとし前半はイーブンで折り返した。後半は10番パー4で第2打をピンそば30センチにつけるスーパーショットでバーディーを奪うと、14番も伸ばして上位に進出した。2つ伸ばしたとはいえ、カップのふちに止まったり、ボール1個ぶんで止まるなど惜しいパットもあっただけに「差を詰めたかったけど、伸ばしきれなかったのは悔しい。ティーショットは安定していたけど、セカンドで手前のバンカーに入れることが多かったのでチャンスにつけられなかった」と振り返った。最終日は6打差を追う展開。「ショットでいいところに付けられれば、チャンスはまだあると思う。バーディーだけを狙っていきたい。(最終日に64をマークした)2年前と同じようなプレーができれな」と初メジャー制覇へ意欲を見せた。

 インから出た渋野日向子(21=サントリー)は出だしの10番パー4で「8」をたたいたのが響き、76と落とし通算11アンダーで73位に後退した。74で回った河本結は(22=リコー)は通算6オーバーで44位、野村敏京(26=フリー)は72で回り通算8オーバーの55位だった。

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