田中希実 男子と混合レースで日本記録挑戦も「スタミナがなかった」

[ 2020年10月11日 19:22 ]

陸上・ナイタートライアルイン屋島 ( 2020年10月11日    高松市・屋島レクザムフィールド )

女子5000メートルを終え、疲れた表情を見せる田中希実 
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 女子中長距離の新星、田中希実(21=豊田自動織機TC)が、福士加代子が05年に樹立した日本記録14分53秒22の更新を狙って5000メートル出場し、15分15秒76だった。女子の出場は4人で、そのうち2人は高校生。男子13人と一緒に計17人で走る珍しい形で、照明がともる中、スタートを切った。

 男子の集団に序盤で離され、同僚の後藤夢と2人でレースをつくった。その後藤が2000メートルで離脱した後は、単独走になった。半分の2500メートルを7分27秒で走り、場内に「14分54秒ペース」のアナウンスが流れて期待が膨らんだ。しかし、「前半は気持ち良く走れたけど、スタミナがなかった」と思うようにペースを上げられなかった。

 自己記録15分0秒01の更新もならず、レース後は疲れ切った表情。男子とのレースについて「前半は引っ張られていたけど、離れるにつれて1人で走っていた。(離されすぎて)前を追う感覚が失せてしまった。後半に上げて追いつくイメージの方が良かったのかな」と振り返った。

 今後は800メートルや1500メートルのレースを入れながら、12月4日の日本選手権で5000メートルの東京五輪代表を狙う。

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