帝京大ルーキー江良が2トライでMOM、「1年じゃないみたい」名将・岩出氏も絶賛

[ 2020年10月11日 21:03 ]

ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   帝京大54―17筑波大 ( 2020年10月11日    東京都日野市・帝京大百草グラウンド )

<帝京大・筑波大>前半36分、自身2本目のトライを決める帝京大・江良(撮影・吉田 剛)
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 2季ぶりの対抗戦制覇と3季ぶりの大学日本一を目指す帝京大が、難敵・筑波大から計7トライを奪い、54―17で開幕2連勝を飾った。

 マン・オブ・ザ・マッチに輝いたのは、2戦連続の先発で2トライを奪ったフッカー江良颯(はやて、1年)だ。前半11分にモールから1トライ目を挙げると、3点を追う同36分にはモールの右サイドを突き、筑波大の防御網をこじ開けて逆転トライ。1週間前の開幕・日体大戦のハットトリックと合わせて通算5トライとし、トライランキングでも単独トップに立った。

 わずか2歳でラグビーを始め、中学まではスタンドオフとして活躍。大阪桐蔭高入学とともにプロップに転向し、2年だった18年度には同校の花園初制覇にレギュラーとして大きく貢献した。2年にして高校日本代表に抜てきされると、3年からフッカーに転向。帝京大でも背番号2を獲得したルーキーは「周りの選手に支えられたトライ。先輩がサポートしてくれるおかげで伸び伸びプレーできている」と感謝した。

 前半に2トライを奪われたものの、後半は相手をシャットアウトする好内容。大学日本一のタイトルを逃した過去2年にはなかった“厳しさ”を、帝京大は取り戻しつつある。「筑波大もタフなチームなので、われわれも挑戦しないといけなかった。得点はその積み重ね」と話した岩出雅之監督も、江良については「1年生じゃないみたい」と素直に称えた。

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2020年10月11日のニュース